理事長挨拶

新緑の候、組合員の皆様方におかれましては、益々ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。
常日頃より、当土地改良区の業務運営及び施設の維持管理につきましては、特段のご理解とご協力を賜わり深く感謝致しますとともに心からお礼申し上げます。

また、本年1月1日に石川県能登半島にて最大震度7を記録する地震が発生し、甚大な被害が発生いたしました。亡くなられた方々に哀悼の誠を捧げるとともに、被災された方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。


さて、国の土地改良関係予算でございますが、令和6年度当初予算4,463億円、令和5年度補正予算の1,777億円と合わせまして総額 6,240 億円が確保されました。
熊本県の農業農村整備事業予算としましては、6月に肉付け予算が行われ増額がなされますが、現時点での令和6年度骨格予算として75億円、令和5年度補正予算47億円、合わせまして122億円の予算となっております。
また、昨年11月に上京し、武村農林水産副大臣を始め、農林水産省幹部や熊本県選出国会議員の方々に令和6年度の土地改良関係予算要望と併せまして、農事用電力料金の軽減、海岸堤防の耐震化推進等の要望を直接お願い して参りました。今後も土地改良事業を安定的・計画的に執行するために必要な当初予算の確保や施策の充実が図られますよう、各関係機関へ継続して働きかけを行って参ります。
一方、管内の動向と致しましては、国営八代平野土地改良事業の令和6年度の改修工事として、遥拝頭首工、幹線水路、北新地排水機場の工事等を予定しております。
また、全国的に地震が頻発する中、日奈久断層を抱え、大変危惧する海岸堤防の耐震化を図る国営海岸保全施設整備事業につきましては、郡築海岸・昭和海岸の工事用道路の建設が始まり、いよいよ本体工事に着手することとなっております。
当土地改良区と致しましても、各事業に対する協力はもとより、施設の整備補修、水管理の適正化に努め、組合員の皆様が安心して利水できるよう精一杯努力していく所存でございます。
その他事業と致しまして、県営事業で実施されております昭和地区、両出地区、野崎地区の経営体育成基盤整備事業、古閑浜地区、津口・芝口地区の排水機場整備を行う水利施設等保全高度化事業及び団体営農業農村整備事業を引き続き予定しており、 各種事業の施工において、組合員の皆様方には工事期間中の断水など大変ご迷惑をおかけしますが、引き続きご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。
最後に、ご承認いただきました令和6年度予算などの執行にあたりましては、業務全般の効率化に努め、経費削減を図ることを目標に、総代、役職員一丸となって鋭意努力する所存でございますので、組合員の皆様方を始め関係各位のお力添えを賜り ま すようお願い申し上げまして挨拶と致します。




八代平野北部土地改良区理事長 坂田孝志