理事長挨拶

新緑の候、組合員の皆様方におかれましては、益々ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。
常日頃より、当土地改良区の業務運営及び施設の維持管理につきましては、特段のご理解とご協力を賜わり深く感謝致しますとともに心からお礼申し上げます。

さて、国の土地改良関係予算でございますが、令和5年度当初予算4,457億円、令和4年度補正予算の1,677億円と合わせまして総額6,134億円が確保されました。
熊本県の農業農村整備事業予算としましては令和5年度当初予算141億円、令和4年度補正予算44億円、合わせまして185億円の予算となっております。

昨年10月に上京し、二階全土連会長を始め、藤木農林水産大臣政務官、及び農林水産省幹部や熊本県選出国会議員の方々に令和5年度の土地改良関係予算要望と併せまして、農事用電力料金の軽減等の要望を直接お願いして参りました。
今後も土地改良事業を安定的・計画的に執行するために必要な当初予算の確保や施策の充実が図られますよう、各関係機関へ継続して働きかけを行って参ります。
一方、管内の動向と致しましては、国営八代平野土地改良事業の令和 5年度の改修工事として、北新地排水機場の本体工事、遥拝頭首工、幹線水路の工事等を予定 しております。
国営海岸保全施設整備事業につきましても、郡築海岸・昭和海岸の本体工事に着手することとなっております。
また、令和5年4月には河川管理者の国土交通省より無事に水利権更新の許可を受けることができました。当土地改良区と致しましても、施設の整備補修、 水管理の適正化に努め、組合員の皆様が安心して利水できるよう精一杯努力していく所存でご ざいます。
その他事業と致しまして、県営事業で実施されております昭和地区、両出地区、野崎地区の経営体育成基盤整備事業、古閑浜地区、津口・芝口地区の排水機場整備を行う水利施設等保全高度化事業及び農業基盤整備促進事業等の団体営事業を引き続き予定しており、各種事業の施工において、組合員の皆様方には工事期間中の断水など大変ご迷惑をおかけしますが、引き続きご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。
最後に、ご承認いただきました令和5年度予算などの執行にあたりましては、業務全般の効率化に努め、経費削減を図ることを目標に、総代、役職員一丸となって鋭意努力する所存でございますので、組合員の皆様方を始め関係各位のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして挨拶と致します。




八代平野北部土地改良区理事長 坂田孝志